あなたがくれたクローバー
ハァハァハァッ―――
息を切らせながら体育館を覗いた。
まだ、チア部はやっているみたいだ。
もう!
最悪!!
ピッ――――
「今日はここまで!」
「「「ありがとうございました!」」」
チア部の終わりの笛が鳴った。
「あ〜!ごめ〜ん!美紗!荷物持って来てくれたの!?」
「あ…うん!色々あって…」
「ごめ〜ん!ありがとう!あ!着替えてくるね?」
「うん!」
部室に走って行く由紀に手を振る。