あなたがくれたクローバー
「美紗!?」
「あ!じゃあ俺もう行くわ!」
由紀が戻って来たのと同時に、城塚甲斐は行ってしまった。
「美紗?今のって…城塚甲斐だよね?知り合いなの?」
「別に!なんでも、ないよ!行こ!?」
「…………?」
意味が解らないといった顔をしてる由紀。
私は、それを無視して由紀の腕を引っ張った。
「あ〜!買い物してってもいい?美紗時間ある?」
「あ!全然OK!」
「そっか!よかった!美紗とあんま買い物行ったことなかったから……」
「確かに…」
「じゃあ行こ!?」