あなたがくれたクローバー
また、どうでもいいといった態度をとる。
でも今は、驚かれたり、同情して優しくされるより居心地がよかった。
「で?」
先を聞いてくる。
迷惑じゃないのだろうか?
「それで……――」
城塚甲斐に、全て話した。
素直になれないこと。
いらないと思われてること。
幻覚のこと。
リスカのこと。
お母さんが大好きだってこと。
あと、
自分の夢のこと。
諦めてることも…
全部。
城塚甲斐は、全部「ふ〜ん」って言って聞いてくれた。