あなたがくれたクローバー



掴まれた腕が熱くなる。




「な、何?」


「せっかくだからメアド交換しようぜ!?」



ビックリした。


急に腕を掴んでくるんだもん…



赤外線通信でお互いのメアドを交換する。



「サンキュー!」



そう言って甲斐は、屋上を出て行った。



………………。




「あ!やばっ!由紀待ってるかも!!!」



由紀を待たせてることを思い出し、慌てて屋上を出る。



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