あなたがくれたクローバー
「ふざけんなよっ!じゃあお前は罰ゲームなのかよ!?」
甲斐が怒鳴った。
「違う!」
私は力強く否定した。
「俺だってちげぇ〜よ!」
「だって…私のこと好きになってくれる人なんているばず…」
私が言い掛けた時…
ギュウッ
「……。俺がいる…もし、世界中の全員がお前を好きじゃなくても、俺だけは、お前を……美紗を愛してっから………」
私の頬に涙が伝っていた。
「だいたい!お前は嫌われてないだろ?嫌われてたら友達だっているはずねぇ〜し!だいたい!親が本気の本気で子供嫌うわけねぇ〜だろ!」