あなたがくれたクローバー
まるで天の川のよう。
「もしかして…星の塔…?」
「おう!よくわかったな?」
青い空に輝く星。
これが水だってことを忘れそうになる。
「さっきの月の塔は、光のない月は、2人の愛で輝きだす。」
………?
「星の塔は、流れ星を愛の手で掴んだ時、願いを叶える。」
「なんなの?それ…?」
「それぞれの塔にある言い伝え!」
「ふ〜ん…どういう意味?」
「月の塔は、2人の愛があれば微笑んでくれる、味方になってくれる、守ってくれるという意味らしい…」
「ふ〜ん…ロマンチック!」
「お前な…俺の真似やめようぜ…?」
「いいじゃん!気に入っちゃった!で、星の塔は?」
「……。愛の手、2人の重ねた手、流れ星は、あの落ちていく水。つまり、2人の重ねた手で、あの落ちていく水を掴めば願いが叶うってこと!」