大空の唄
「あんたの好き嫌いなんて聞いてないわよ!!
てか、あんたに嫌われたって痛くも痒くもないから
それにあんたみたいに空かした態度より数百倍良いと思うけど?
この礼儀知らず!!!」
「数百倍?何、その自信?
どこから湧いてくるわけ?
そんな風にあからさまに無理矢理笑うことが礼儀?自分の顔、鏡で見たことある?
礼儀とか何とかほざく前にまず上手に笑う練習でもしろよ」
「キィーー!
さっきから人の事バカにして…」
…………
………
口から次々に言葉がもれる
しかしあたしがどんなに睨み付けても反抗しても地味メガネは全く動じず冷静で淡々と言い返してくる
そしてあたしもそれにムキになって反論するから
「地味メガネの癖に!!!」
「あ"ぁ!?誰が地味メガネだよ?」
「あんたよあんた!!
人の事気にする前に自分なんとかしなさいよ!!」
「あんた、疲れる」
「何をー!!?」
ついには何とも低レベルな
言い合いが始まってしまっていた
「はい!!そこまで!!
この勝負引き分け!!」