大空の唄


当時俺たちは3人とも同じバンドにハマっていた


同じバンドにハマっていたと言ってもバンドの中での好みはまちまちで


陽はドラム、俺はベース、空はギターに憧れていた


そしてそんな俺たちが音楽を始めたのは


『あードラムしたい!!』


陽がそんなことを言い出したのがきっかけだった


僕の抑えられない思いが溢れたことをきっかけにみんなの思いが爆発した


そっから俺らが始めたのは新聞配達


そうして稼いだお金でそれぞれお目当ての楽器を買った


今から比べればあの時買ったのは安い楽器だったけどね


あー朝が苦手な空を毎朝起こすの大変だったな…


うんうん


そして俺らは超我流で楽器を奏で始めたんだ




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