大空の唄
お久しぶりです。
名はあえて名乗りませんが、以前お世話になったものです。
失礼を申し訳ありません。
あなたにお願いがあってこの便りを書いています。
無責任であることは重々承知です。
私たちがしたことは許されることではないということも…
しかし、これ以上自分たちのせいで娘が苦しむのを見るのは耐えられません。
娘とともに死のうとも考えましたが、それもできませんでした。
私たちにこの子の未来を奪う権利はありません。
もうあなたしか頼れるものがないのです。
娘をよろしくお願いします。
どうかあなたの持つ深い深い愛情で、娘を包み込んでやってください。
PS.養育費は毎月決まった日に送らせていただきます。
本当に娘をお願いします。