大空の唄


あたしは改めて綺麗に片付けられ
た室内を見渡す


モノトーンな色合いの家具で統一された部屋はお洒落な雰囲気を醸し出している


バイトの時の蒼空を見る限り整理整頓とか出来ないと思っていたしましてやお洒落な部屋何て…想像も出来なかった


『意外だよね!!普段はこんなにツンツン尖ってるくせにこんなとこは可愛いんだからー』


話を聞いていた陽がそう言いながらキッチンから紅茶とクッキーを持って来た


そして


『ねー?』


と蒼空に微笑みかける


『キモい、黙れ!!』



『照れんなって!!』


翔も間に入るように蒼空の横に腰掛け蒼空の頭をくしゃっと撫でた


『やめろ!つか照れてねー』


蒼空がいじられてる


それはあたしにとって信じがたい光景だった


そして……


『SONG OF SKYだ………』


仲良さげに話している3人を見ていると不意にそう呟いていた


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