大空の唄



目をつむり小さく深呼吸をすると周りの音が全て書き消される


そこに出来た自分だけの世界


俺と音だけが入ることを許された無の世界


再び小さく息を吸い込み
心に響くメロディーを口ずさむ


バラード調の曲が辺りの空気を揺らす


聴く人が少なかろうが多かろうが
俺には関係ない


俺は俺が望む音楽だけを奏でる


だから歌うことが好きなんだ


他人の事なんて気にせず
自分だけの世界を作れるから…


俺がありのままの自分でいられる
唯一の空間だから…



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