*同じ青空の下*
そんなことを知っても
やっぱり彼との接点はなくて
茶化すわけでもなく胸の奥にしまっておいた。

でも胸の奥にしまっておいたことが役に立った日が来た。

それは運動会の打ち上げの移動中。

ー--

その日は運動会が終わるのを待ちわびたかのように突然の雨。

私は傘を持っていなくて
金井君の傘に入れてもらった。

< 6 / 14 >

この作品をシェア

pagetop