あまえんぼ彼氏 2



『もぅ大変だったんだよ?
 ウチと近藤がさきでて待ってたら、
 奏汰が沙痢ちゃんお姫様だっこしてでてきて、
 倒れちゃった★って。』



「お、お姫様だっこ!?」



そんな、女子の夢のシチュエーションで気絶するなんてあたし・・・。


『そうそう。で、ずーっと奏汰が ってか、今もだけど、
 おんぶしてくれてさ』


「そうだったんだ・・・」




って、ん!?
おんぶって。。。


あ、そういえばあたしいま歩いてない。





コソッ
『沙痢、ごめんね』


そういって奏汰は振り返っていった。

「え!?あたし奏汰におんぶされてるッ!?」






『気づくのぉそッ!』

「ゎゎゎごめんッ。降りるよあたし。」

『ちょ、あぶなッ』



じたばたして無理やり降りたけど・・・






フラ~



バタッ



「い、いた・・・」





よろけて転んじゃった。




< 59 / 81 >

この作品をシェア

pagetop