あまえんぼ彼氏 2
『もぅ大変だったんだよ?
ウチと近藤がさきでて待ってたら、
奏汰が沙痢ちゃんお姫様だっこしてでてきて、
倒れちゃった★って。』
「お、お姫様だっこ!?」
そんな、女子の夢のシチュエーションで気絶するなんてあたし・・・。
『そうそう。で、ずーっと奏汰が ってか、今もだけど、
おんぶしてくれてさ』
「そうだったんだ・・・」
って、ん!?
おんぶって。。。
あ、そういえばあたしいま歩いてない。
コソッ
『沙痢、ごめんね』
そういって奏汰は振り返っていった。
「え!?あたし奏汰におんぶされてるッ!?」
『気づくのぉそッ!』
「ゎゎゎごめんッ。降りるよあたし。」
『ちょ、あぶなッ』
じたばたして無理やり降りたけど・・・
フラ~
バタッ
「い、いた・・・」
よろけて転んじゃった。