あまえんぼ彼氏 2
『もぅばかだなぁ、沙痢は』
結局ずっとおんぶされてたあたし。
家まで送ってもらっちゃった。
麻那香ちゃんと近藤はなにやら手を繋いで帰っていった。
よかったよかった。
「ごめんね、奏汰。
その、き、キスの途中で気絶しちゃって・・・。」
『もう沙痢はピュアだなぁ。
何回もあーゆーキスしてあげるから、慣れてね?』
「えぇッ。。。」
『えへへー。』
もぅなんでそんなに余裕なの?
「奏汰ずるい。」
『は?なにが???』
ずるいよ。
「だって、なんでそんなに余裕なの?
あたし、今でも話してるだけでどきどきするし、
キスだって、緊張して。。。
あたしばっかり好きすぎて・・・」
『オレ、ぜんぜん余裕ないけど』
「え?」
『オレだって沙痢のこと超好きだし、
沙痢といるとエロぃことしたくなるし、沙痢モテるから心配だし・・・』
えッ
「そう、なの・・・?」
ほんと・・・?
『うん・・・』