カウントダウン・パニック
中に入るとそこには風間と藤森がいた。
それを見るとすかさず一同は敬礼をする。
「ん?殆どいるみたいだな。爆弾は全部回収出来たのか?」
応接室に入ってきた刑事を見るなりその数が今劇場内にいる刑事の総数と変わりない事を判断した風間は訊ねる。
すると寺崎がこれまでに発見し解除した爆弾についてと、未だ発見出来ない最後の一つの事を説明した。
「そうか。ご苦労だったな。」
「あの、犯人のほうは分かったんですか?」
間髪入れずに渡辺が質問する。
「ああ、その事なんだが実は…」
すると風間は爆発予定時刻がカーテンコール終了直後であり、その操作をするために犯人がまだこの劇場内にいる事を話した。
「それじゃあ犯人は自爆するという事ですか!?」
「おそらくな。劇場の外で待機しているのなら盗聴器など仕掛けておけばいいが、今回はわざわざ別の人物を犯人に仕立て上げようとしている。外にいるのならすぐに捕まる心配など先ずないからそんな事をする必要がない。多分爆発すると予告をした上で劇場内にいる自分から目を逸らすためにしたんだろう。」
「そんな…なら最後の一つはもしかして!」
渡辺ははっとした。
それを見るとすかさず一同は敬礼をする。
「ん?殆どいるみたいだな。爆弾は全部回収出来たのか?」
応接室に入ってきた刑事を見るなりその数が今劇場内にいる刑事の総数と変わりない事を判断した風間は訊ねる。
すると寺崎がこれまでに発見し解除した爆弾についてと、未だ発見出来ない最後の一つの事を説明した。
「そうか。ご苦労だったな。」
「あの、犯人のほうは分かったんですか?」
間髪入れずに渡辺が質問する。
「ああ、その事なんだが実は…」
すると風間は爆発予定時刻がカーテンコール終了直後であり、その操作をするために犯人がまだこの劇場内にいる事を話した。
「それじゃあ犯人は自爆するという事ですか!?」
「おそらくな。劇場の外で待機しているのなら盗聴器など仕掛けておけばいいが、今回はわざわざ別の人物を犯人に仕立て上げようとしている。外にいるのならすぐに捕まる心配など先ずないからそんな事をする必要がない。多分爆発すると予告をした上で劇場内にいる自分から目を逸らすためにしたんだろう。」
「そんな…なら最後の一つはもしかして!」
渡辺ははっとした。