カウントダウン・パニック
20時38分52秒
藤森は応接室に残り再び怪しい人物の洗い出し、更に湯布院の事件について必死に調べていた。
机の上に置いたパソコンの横には先に調べて置いた久宝の調査資料が置いてある。
犯人が客席にいると分かった以上、今照明の仕事をしている輿水は白となる。
つまり今一番怪しいのは久宝ということになるのだ。
だが久宝を犯人とするには少々証拠が不十分である。
第一、久宝が今回の事件を起こす動機が今現在分かっている理由ではあまりにも馬鹿げている。
「もしかしたら久宝にはまだ何かあるかもしれない…。それか全く違う誰かか…。」
藤森はパソコンに指を走らせた。
「いやー、いつ見ても藤森警部補の情報網は凄いよな〜。」
「そうだな。あの人にパソコン持たせたらどんな情報屋も叶わないんじゃないか?」
「はは、違いねーや!しっかし凄いんだけどある意味敵にはまわしたくないよなー。」
同室で爆弾を見ているように指示された人当たりの良さそうな小太りの刑事と、常に厳しい表情を絶やさない刑事の二人は、藤森の仕事ぶりを見て感心していた。
藤森は応接室に残り再び怪しい人物の洗い出し、更に湯布院の事件について必死に調べていた。
机の上に置いたパソコンの横には先に調べて置いた久宝の調査資料が置いてある。
犯人が客席にいると分かった以上、今照明の仕事をしている輿水は白となる。
つまり今一番怪しいのは久宝ということになるのだ。
だが久宝を犯人とするには少々証拠が不十分である。
第一、久宝が今回の事件を起こす動機が今現在分かっている理由ではあまりにも馬鹿げている。
「もしかしたら久宝にはまだ何かあるかもしれない…。それか全く違う誰かか…。」
藤森はパソコンに指を走らせた。
「いやー、いつ見ても藤森警部補の情報網は凄いよな〜。」
「そうだな。あの人にパソコン持たせたらどんな情報屋も叶わないんじゃないか?」
「はは、違いねーや!しっかし凄いんだけどある意味敵にはまわしたくないよなー。」
同室で爆弾を見ているように指示された人当たりの良さそうな小太りの刑事と、常に厳しい表情を絶やさない刑事の二人は、藤森の仕事ぶりを見て感心していた。