カウントダウン・パニック
同時刻
新東都シティオペラ劇場周辺
外では待機している他の警察官達が爆弾の回収完了の知らせを今か今かと待ちわびていた。
現場周辺の住民はほぼ避難させ、残るは警察官とマスコミ、それから避難を促しても動こうとしない野次馬達。
どうやら彼らは意地でも爆発の数分前まで現場を傍観するつもりらしい。
「くそっ連絡はまだか!?」
刻一刻と迫る爆発予定時刻に徐々に焦りと苛立ちを覚える。
ただ待つことしか出来ない警察官達は一刻も早く吉報が届くことを願った。
マスコミも今までしていた状況リポートに加え犯人への呼び掛けもし始める。
〔爆発まであとおよそ二十分です!まだ爆弾が解除されたとの連絡ははいっていません!!犯人さん!もしこれを見ていたら止めてください!〕
中継をしているリポーター達は時間が迫るにつれ連鎖的にどの局も皆犯人を説得し始めた。
このリポートが全くもって無意味とも知らずに。
新東都シティオペラ劇場周辺
外では待機している他の警察官達が爆弾の回収完了の知らせを今か今かと待ちわびていた。
現場周辺の住民はほぼ避難させ、残るは警察官とマスコミ、それから避難を促しても動こうとしない野次馬達。
どうやら彼らは意地でも爆発の数分前まで現場を傍観するつもりらしい。
「くそっ連絡はまだか!?」
刻一刻と迫る爆発予定時刻に徐々に焦りと苛立ちを覚える。
ただ待つことしか出来ない警察官達は一刻も早く吉報が届くことを願った。
マスコミも今までしていた状況リポートに加え犯人への呼び掛けもし始める。
〔爆発まであとおよそ二十分です!まだ爆弾が解除されたとの連絡ははいっていません!!犯人さん!もしこれを見ていたら止めてください!〕
中継をしているリポーター達は時間が迫るにつれ連鎖的にどの局も皆犯人を説得し始めた。
このリポートが全くもって無意味とも知らずに。