カウントダウン・パニック
それでも構わず小太りの刑事は続ける。
「で、子供が産まれた時に名前にケイトって付けるって言い張るんだよ。ほら、俺の名字旭(あさひ)だろ?旭って“あさ”とも読むからもしケイトなんて名前付けたらまさしく“ケイト・アーサー”になっちまうんだよ!」
「別にいいじゃん。面白くて。」
本当にくだらないと言いたげ言う。
「よくねーって!女の子だから可愛い名前付けたいじゃん!そこで俺考えたんだよ。」
するとポケットからメモらしきものを取り出し何か書いてから仏頂面の刑事に見せる。
「これ、何て読むと思う?」
紙には“鏡音”と書いてある。
「…“きょうね”?」
「“あきね”!可愛いだろ?」
「ふーん。」
聞き手はやはり興味なさそうに頷く。
「しかも、鏡音でケイトとも読むんだぜ?だからこの名前にしようって嫁と決めたんだ!どうだ凄いだろ?」
「いや、凄さが分からねー。だいたい音をトって読むのは分かるけど鏡はどう頑張ってもケイとは読めないぞ?当て字か?」
「で、子供が産まれた時に名前にケイトって付けるって言い張るんだよ。ほら、俺の名字旭(あさひ)だろ?旭って“あさ”とも読むからもしケイトなんて名前付けたらまさしく“ケイト・アーサー”になっちまうんだよ!」
「別にいいじゃん。面白くて。」
本当にくだらないと言いたげ言う。
「よくねーって!女の子だから可愛い名前付けたいじゃん!そこで俺考えたんだよ。」
するとポケットからメモらしきものを取り出し何か書いてから仏頂面の刑事に見せる。
「これ、何て読むと思う?」
紙には“鏡音”と書いてある。
「…“きょうね”?」
「“あきね”!可愛いだろ?」
「ふーん。」
聞き手はやはり興味なさそうに頷く。
「しかも、鏡音でケイトとも読むんだぜ?だからこの名前にしようって嫁と決めたんだ!どうだ凄いだろ?」
「いや、凄さが分からねー。だいたい音をトって読むのは分かるけど鏡はどう頑張ってもケイとは読めないぞ?当て字か?」