カウントダウン・パニック
すると話し手の刑事は少し得意になって話し出した。
「それが読めるんだな!漢字音って知ってるか?あれで読むと鏡がケイって読めるんだよ!漢字も読み方変えるといろいろ読み方増えるな!」
すると今までパソコンに指を走らせていた藤森の手が止まった。
(そう言えば本城も似たような事言っていたな…)
藤森はポケットから手帳を取り出しページを開く。
そこには“ヴァーグナー仲間”と“読み方”と記されている。
すると藤森はパソコンのユーザー辞書を開き湯布院爽の漢字を一字々々入力した。
暫くすると藤森はパソコンの画面を凝視し止まった。
「…そういう事か。」
「どうかしたか?」
藤森が呟くと近くの椅子に座り最後の爆弾を如何にして見つけ出そうか試行錯誤していた風間が尋ねる。
するとその時コンコンとドアをノックする音が応接室に響いた。
中に入ってきたのは先ほど藤森が警視庁で五年前の事件の資料と手紙を探すように指示した刑事だった。
「それが読めるんだな!漢字音って知ってるか?あれで読むと鏡がケイって読めるんだよ!漢字も読み方変えるといろいろ読み方増えるな!」
すると今までパソコンに指を走らせていた藤森の手が止まった。
(そう言えば本城も似たような事言っていたな…)
藤森はポケットから手帳を取り出しページを開く。
そこには“ヴァーグナー仲間”と“読み方”と記されている。
すると藤森はパソコンのユーザー辞書を開き湯布院爽の漢字を一字々々入力した。
暫くすると藤森はパソコンの画面を凝視し止まった。
「…そういう事か。」
「どうかしたか?」
藤森が呟くと近くの椅子に座り最後の爆弾を如何にして見つけ出そうか試行錯誤していた風間が尋ねる。
するとその時コンコンとドアをノックする音が応接室に響いた。
中に入ってきたのは先ほど藤森が警視庁で五年前の事件の資料と手紙を探すように指示した刑事だった。