カウントダウン・パニック
すると風間は一人一人にエリアを指示し始める。

指示を受けた者は敬礼を済ますと部屋から飛び出した。





「あっ、岩井(いわい)。」

「はい。」


全員に指示を出すと風間は今いる男性刑事の中では一番背の低い岩井を呼び止めた。


「君は私と一緒に事務室に来てくれ。」

「分かりました。」


岩井は敬礼し、その小柄な体を翻して風間の後を付いて行く。

そして風間は再び事務室へと戻った。
< 23 / 154 >

この作品をシェア

pagetop