カウントダウン・パニック
17時32分18秒



応接室に発見された三つの爆弾が揃った。

風間は爆弾を一通り見てから集まっているだけの刑事たち、そして爆発物処理班と向き合う。


その間にも爆弾はただ刻々と数字を減らしている。


すると風間はその重い口を開いた。


「実は四十分ほど前、それから三十分ほど前に犯人からの電話があった。」


その言葉に辺りの空気は緊張に包まれる。


そして風間は予め(あらかじめ)岩井に録音させておいた自分が犯人とやり取りした電話を流し出した。
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