カウントダウン・パニック
すると赤羽は坐っていた席から立ち上がり、同じ部屋にいた爆発物処理班のもとへ向かう。
「あの爆弾は本当に解体出来ないの?」
御役御免になっていた爆発物処理班のうちの一人がちょうど機材の片付けをしている。
彼はちょうど寺崎が発見した爆弾を見た者だった。
赤羽に声をかけられた爆発物処理班は片付けるその手を止め、赤羽の方を向く。
「はい。一応一通り見たところ、蓋はおそらく開けても平気だと思いますが犯人が言っていた通り無理やり解体したところで爆発しては困るのでこれ以上は…」
「そうですか…」
赤羽は腕組みをして考える。
「やはりこの暗号じみたパズルを解かないとダメみたいだな。」
寺崎が爆弾の近くに腰を下ろしながら言う。
するとちょうどその時応接室のドアが開いた。
「爆弾発見しました!」
それは別のエリアで爆弾捜索をしていた刑事であった。
手で押してきた台車の上には時を刻む黒い箱が乗っている。
刑事はそれを慎重に他の爆弾と並べて置く。
「ちょっと見せて。」
赤羽は運ばれてきた爆弾の液晶パネルを覗き込む。
同じように寺崎と渡辺も覗き込む。
「あの爆弾は本当に解体出来ないの?」
御役御免になっていた爆発物処理班のうちの一人がちょうど機材の片付けをしている。
彼はちょうど寺崎が発見した爆弾を見た者だった。
赤羽に声をかけられた爆発物処理班は片付けるその手を止め、赤羽の方を向く。
「はい。一応一通り見たところ、蓋はおそらく開けても平気だと思いますが犯人が言っていた通り無理やり解体したところで爆発しては困るのでこれ以上は…」
「そうですか…」
赤羽は腕組みをして考える。
「やはりこの暗号じみたパズルを解かないとダメみたいだな。」
寺崎が爆弾の近くに腰を下ろしながら言う。
するとちょうどその時応接室のドアが開いた。
「爆弾発見しました!」
それは別のエリアで爆弾捜索をしていた刑事であった。
手で押してきた台車の上には時を刻む黒い箱が乗っている。
刑事はそれを慎重に他の爆弾と並べて置く。
「ちょっと見せて。」
赤羽は運ばれてきた爆弾の液晶パネルを覗き込む。
同じように寺崎と渡辺も覗き込む。