カウントダウン・パニック
18時27分49秒



ホール捜索から戻ってきた赤羽、寺崎、そして渡辺は応接室に戻り再び爆弾解除を試みる。

三人が応接室へ戻ると新たに三つの爆弾が回収されていた。

その三つに表示されているのは“E”“H”“W”。

これで七つ揃い、アルファベットは“B”“E”“H”“R”“V”“W”“W”となった。


「全く規則性がありませんね…。」


パネルを見た渡辺は呟く。

パネル上の数字だけが虚しく数を減らしていく。


「まだ諦めちゃダメよ!後三時間はある。それまでに絶対これを止めるのよ!」

「そうですね!頑張りましょう!」


赤羽の意気込みに渡辺は気合いを入れ直す。


「寺崎、次の休憩時間は何時くらい?」

「そうだな…およそ十九時四十分頃じゃないか?」


寺崎は腕時計を見ながら言う。

すると赤羽も自分の腕時計を確認する。


「じゃあ今から約一時間十五分はあるわね。それまでにはこの謎を解きましょう!」

「それじゃあもう一度犯人の自称ヒントを聴きますか。」


寺崎はそう言って犯人の声を流し出した。
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