カウントダウン・パニック
寺崎は手帳に何やら書きながら話す。
「ああ。数字っていってもこのパネルにはアルファベットしか表示されてない。つまり数字とアルファベットが関係しているもので更に主役と関係するものと言えば?」
「そうか!名前のスペルですね!」
渡辺が手をポンと叩きながら言う。
「そう。つまりここに表示されているアルファベットは今日この劇場で公演されている《タンホイザー》の主要な登場人物十人の名前のスペルのイニシャルってこと。役をしている日本人の名前って事もあるが、“V”がある時点でその可能性はない。」
「俺、パンフレット貰ってきます!」
寺崎の結論を聴くと渡辺はパンフレットを貰うために応接室を出た。
寺崎はまだ手帳に何やら書いている。
不思議に思った赤羽が覗き込む。
「何書いてるの?」
「ああ。ヒントの意味を踏まえた上で犯人が言っていたヒントを解読しているんだよ。ほら。」
そう言うと寺崎はちょうど書き終えた手帳を赤羽に手渡した。
それを受け取った赤羽は声を出して読み上げる。
「ああ。数字っていってもこのパネルにはアルファベットしか表示されてない。つまり数字とアルファベットが関係しているもので更に主役と関係するものと言えば?」
「そうか!名前のスペルですね!」
渡辺が手をポンと叩きながら言う。
「そう。つまりここに表示されているアルファベットは今日この劇場で公演されている《タンホイザー》の主要な登場人物十人の名前のスペルのイニシャルってこと。役をしている日本人の名前って事もあるが、“V”がある時点でその可能性はない。」
「俺、パンフレット貰ってきます!」
寺崎の結論を聴くと渡辺はパンフレットを貰うために応接室を出た。
寺崎はまだ手帳に何やら書いている。
不思議に思った赤羽が覗き込む。
「何書いてるの?」
「ああ。ヒントの意味を踏まえた上で犯人が言っていたヒントを解読しているんだよ。ほら。」
そう言うと寺崎はちょうど書き終えた手帳を赤羽に手渡した。
それを受け取った赤羽は声を出して読み上げる。