カウントダウン・パニック
次に“R”と表示されている爆弾を取り出す。
「“R”だから…“ラインマル・フォン・ツヴェーター”で“REINMAR VON ZWETER”か…」
寺崎は打ち間違いのないようにパンフレットと睨み合いながらアルファベットを打っていく。
爆弾が止まったのを確認すると続けて“V”の爆弾を取り出す。
寺崎は“V”に当てはまる“ヴェーヌス”の“VENUS”を入力する。
すると爆弾はピッと音を鳴らし止まった。
「やりましたね!これで三つ目ですよ!この調子で残りも解除しちゃいましょ!」
渡辺は寺崎に爆弾解除を促す。
しかし、今まで順調に動いていた手が止まってしまった。
「寺崎、どうかしたの?」
不審に思った赤羽が声をかける。
すると寺崎から耳を疑うような発言が出た。
「…出来ないんだ…」
「えっ?出来ないって…」
赤羽は意味が分からず聞き直す。
「解除が出来ないんだよ…。」
「どういう事!?だって表示されてるアルファベットにあう人物のスペルを入力するだけじゃない!」
赤羽が大きな声で言うと寺崎は無言のまま手にしていたパンフレットを手渡す。
「“R”だから…“ラインマル・フォン・ツヴェーター”で“REINMAR VON ZWETER”か…」
寺崎は打ち間違いのないようにパンフレットと睨み合いながらアルファベットを打っていく。
爆弾が止まったのを確認すると続けて“V”の爆弾を取り出す。
寺崎は“V”に当てはまる“ヴェーヌス”の“VENUS”を入力する。
すると爆弾はピッと音を鳴らし止まった。
「やりましたね!これで三つ目ですよ!この調子で残りも解除しちゃいましょ!」
渡辺は寺崎に爆弾解除を促す。
しかし、今まで順調に動いていた手が止まってしまった。
「寺崎、どうかしたの?」
不審に思った赤羽が声をかける。
すると寺崎から耳を疑うような発言が出た。
「…出来ないんだ…」
「えっ?出来ないって…」
赤羽は意味が分からず聞き直す。
「解除が出来ないんだよ…。」
「どういう事!?だって表示されてるアルファベットにあう人物のスペルを入力するだけじゃない!」
赤羽が大きな声で言うと寺崎は無言のまま手にしていたパンフレットを手渡す。