カウントダウン・パニック


「いいですか?今までのヒントの内容では主役に関係している数字は名前のスペルの数でした。しかし意味を二つ持つヒントなので当然今解読した意味での数字もあるはずです。」

「それもそうね。」


赤羽は頷く。


「つまり今度は爆弾に関係のある数字を考えなければならないんだな?」


寺崎は渡辺の目を見る。

すると渡辺は頷きそうであると言う。


「そこで重要になってくるのがこれです。」


渡辺は二人の目の前に紙を広げた。


「これは…俺が書いたメモ?」


それは寺崎が爆弾が発見された場所をメモした紙だった。


「確かにこのメモには爆弾があるべき場所をメモしてあるがこれでは解除は出来ないじゃないか。」

「いえ。この中にもう十分解除に必要な答えが書いてあります。」


渡辺がそう言うと赤羽と寺崎は少し考える。

すると寺崎が言葉を紡いだ。


「もしかして、エリア番号か?」

「はい。そうです。」


渡辺は確信を持ち頷く。


「いや、ちょっと待て。」
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