カウントダウン・パニック
背後に黒い闇を背負った寺崎に睨まれ渡辺は思わず冷や汗を流す。
「あっいや、すみません。」
「いいから早くどういうことか説明しなさい!」
赤羽にまで責め寄られ渡辺は急いで説明を始める。
「なぜ俺が二つある“E”を迷わずに正しい答えを入力出来たのかというのは、このつづりのアルファベットの数に答えが隠されているからです。」
「アルファベットの数?」
「そうです。試しに今解除した“牧童”のつづりに使用されているアルファベットの数を数えてみて下さい。」
渡辺に促されて二人はアルファベットを指と目で追いながら数える。
「…十三か?」
「はい。」
寺崎に確認され頷く渡辺。
「“牧童”は“EIN JUNGER HIRT”で計十三。この“十三”って数どこかで聞いた数字だと思いません?」
質問された二人は必死で記憶の糸を辿る。
すると赤羽がひらめいたような顔をした。
「確かさっき、この爆弾を運んできた刑事が十三エリアって言っていたような…」
「あっいや、すみません。」
「いいから早くどういうことか説明しなさい!」
赤羽にまで責め寄られ渡辺は急いで説明を始める。
「なぜ俺が二つある“E”を迷わずに正しい答えを入力出来たのかというのは、このつづりのアルファベットの数に答えが隠されているからです。」
「アルファベットの数?」
「そうです。試しに今解除した“牧童”のつづりに使用されているアルファベットの数を数えてみて下さい。」
渡辺に促されて二人はアルファベットを指と目で追いながら数える。
「…十三か?」
「はい。」
寺崎に確認され頷く渡辺。
「“牧童”は“EIN JUNGER HIRT”で計十三。この“十三”って数どこかで聞いた数字だと思いません?」
質問された二人は必死で記憶の糸を辿る。
すると赤羽がひらめいたような顔をした。
「確かさっき、この爆弾を運んできた刑事が十三エリアって言っていたような…」