カウントダウン・パニック
寺崎はばつが悪そうに頭をかいた。
「どうりでまだ発見されない訳ね。まさか同じエリアにあるとは思わないから。」
赤羽は寺崎の肩を叩く。
「ちょっと近くのエリアにいるやつに二十エリア捜すように電話してくる。」
そういうと寺崎は携帯片手に部屋を出た。
残った赤羽と渡辺は残り一つの爆弾の場所を特定することにした。
「あと一つはTだからタンホイザーの“TANNHAUSER”ね。」
そこで横から渡辺が指差しながら数える。
すると一緒に目で文字を追っていた赤羽があるところで目を止めた。
「十ですね。」
数え終えた渡辺は赤羽に言う。
しかし何か考えているのか反応がない。
「赤羽さん?」
「えっあっ、十ね。」
赤羽は急いでホワイトボードに貼ってある見取り図で第十エリアの場所を確認する。
ちょうどその時電話し終えた寺崎が部屋に戻ってきた。
「今近くにいた奴二人に二十エリア行くように言ったからすぐに見つかると思う。」
「そうですか。」
渡辺は胸をなで下ろす。
「それでもう一つの場所は?」
「それなら今赤羽さんが…」
「今何時!?」
「どうりでまだ発見されない訳ね。まさか同じエリアにあるとは思わないから。」
赤羽は寺崎の肩を叩く。
「ちょっと近くのエリアにいるやつに二十エリア捜すように電話してくる。」
そういうと寺崎は携帯片手に部屋を出た。
残った赤羽と渡辺は残り一つの爆弾の場所を特定することにした。
「あと一つはTだからタンホイザーの“TANNHAUSER”ね。」
そこで横から渡辺が指差しながら数える。
すると一緒に目で文字を追っていた赤羽があるところで目を止めた。
「十ですね。」
数え終えた渡辺は赤羽に言う。
しかし何か考えているのか反応がない。
「赤羽さん?」
「えっあっ、十ね。」
赤羽は急いでホワイトボードに貼ってある見取り図で第十エリアの場所を確認する。
ちょうどその時電話し終えた寺崎が部屋に戻ってきた。
「今近くにいた奴二人に二十エリア行くように言ったからすぐに見つかると思う。」
「そうですか。」
渡辺は胸をなで下ろす。
「それでもう一つの場所は?」
「それなら今赤羽さんが…」
「今何時!?」