カウントダウン・パニック
18時56分39秒
警視庁捜査一課
到着した藤森は足早に目的地へ進む。
捜査一課のドアを開けると待ち構えていたかのように刑事が駆け寄る。
「藤森警部補、お疲れ様です。」
「ああ。本城は?」
「はい、こちらです。」
藤森は刑事の誘導でとある一室に案内される。
ドアを開けるとそこには本城が長い茶髪を纏め上げた頭を少し俯かせ、静かに座っていた。
そして藤森の顔を見るやいなや飛びついてきた。
「たっ助けてください!私はめられたんです!!」
「落ち着いて下さい。ちゃんと話しは聞きますから。」
藤森は本城を落ち着かせ、椅子に座らせる。
少々肩が震えているように思えた。
「それで、はめられたっていうのはどういう事ですか?」
内ポケットから手帳を取り出しメモをする準備をすると本城に話すように諭す。
すると本城はゆっくりと語り出した。
「…一ヶ月程前、郵便受けに妙な手紙が入ってたんです。」
「手紙?」
「差出人の名前がなく、消印も付いていない手紙だったんです。」
警視庁捜査一課
到着した藤森は足早に目的地へ進む。
捜査一課のドアを開けると待ち構えていたかのように刑事が駆け寄る。
「藤森警部補、お疲れ様です。」
「ああ。本城は?」
「はい、こちらです。」
藤森は刑事の誘導でとある一室に案内される。
ドアを開けるとそこには本城が長い茶髪を纏め上げた頭を少し俯かせ、静かに座っていた。
そして藤森の顔を見るやいなや飛びついてきた。
「たっ助けてください!私はめられたんです!!」
「落ち着いて下さい。ちゃんと話しは聞きますから。」
藤森は本城を落ち着かせ、椅子に座らせる。
少々肩が震えているように思えた。
「それで、はめられたっていうのはどういう事ですか?」
内ポケットから手帳を取り出しメモをする準備をすると本城に話すように諭す。
すると本城はゆっくりと語り出した。
「…一ヶ月程前、郵便受けに妙な手紙が入ってたんです。」
「手紙?」
「差出人の名前がなく、消印も付いていない手紙だったんです。」