姫のような王子様
私がそう言うと悴は
そう?
って自覚ないのかとぼけてるのか・・・・。
軽く流されそして手を貸してもらってやっと立てた。
「ありがと。」
ちょっとお礼言うの恥ずかしかったけど、悴の可愛い笑顔で
「どういたしましてッ♪」
なんて言われると、恥ずかしいのなんて直に消えて得した気分になってる私。
2人でクラスに戻るとみんなが騒いでいた。
「2人でどこ行ってたんだ~?」
「いやー!私の羅夢様を汚さないでーー!!」
「なに言ってんだ!俺達の悴を汚すなよ!!」
そんな女子VS男子の言い争いが始まった。
先生が止めに入った。
「ちょっ!お前ら静かにしろッ!
って聞けーーーーー!!!」
そんだけ先生が叫んでもダメなくらいヒートアップしていた。
そしたら、杏ちゃんが何か一言言った。
「てか、あんた達くっついたんでしょ?なら普通じゃない?」
あんなに先生が必死に叫んでいたのもあっけなく杏ちゃんの一言で静まり返った。
そうすると、悴がニコニコで口を開いた。
「うん。僕達付き合うことになったの♪邪魔しないでね♥」
そんな表では可愛いけど中身を知っちゃうと今の言葉が
『俺達付き合うから邪魔すんじゃねーぞ。邪魔したら・・・・・・。』
って思っちゃうよ!?