姫のような王子様
いつものようにお姉ちゃんに聞く。
そうするとお姉ちゃんは不思議そーにこっちを見てくる。
「・・・・。羅夢。今日イイことあったでしょ?」
そう言ってお姉ちゃんは
話せって目で見てくる。
お姉ちゃんは昔から勘が鋭くって、よくイイことも悪いことも見抜かれる。
もう、疑われたら逃げ道はない。
お姉ちゃんは、話すまで離してくれない。
「わ・・・・・・わかる?」
恐る恐る聞いてみるとお姉ちゃんはにっこり笑って
「当たり前でしょッッ☆」
お姉ちゃんに絶対バレると思いとっさに話を戻す。
「それより、コーヒーとココアどっち?」
苦し紛れに聞くとお姉ちゃんは
「そんなのどうでも良し♪話せ^^」
その言葉で悪あがきはやめようと想い話した。
*10分後*
「きゃー!!マジ?!嘘ーん!あの羅夢についに・・・・・ついに・・・・
彼氏がぁーー!!!」
多分、小学校のころの友達とか中学校の友達とかよりもきっと1番反応が濃い。