姫のような王子様
*3
それから、私達は何の連絡もとらないで、学校でも極力避けて来た。
って言うよりも避けられたかな?
うん。
きっと長く持たないよ。
その勘は見事に当たってしまった。
放課後珍しく悴に呼ばれた。
誰もいない静かな教室。
唯つ聞こえるのが外でやってる部活の声くらい。
そうすると足音が聞こえてきた。
悴かも。
そして、ドアの前に人影が。
そして開いた。