【短】-年の差恋愛-2




彩人くんが無理して笑っている。





「じゃあ、俺帰るから」


「うん…。明日も来てねっ!」




「……仕方ないから来てやるよ」





そう言って、彩人くんは公園を出ていってしまった。


「逃げたよ、アイツ~!!」


「ダセッ」






まだ公園の入り口に居た小学生(さっさと帰ればいいのに)が口々に言っている。

彩人くんは余計な事はするなと言っていたけど、我慢できない。




………クッソガキが~~!!!




「チョイ待てコラァ!!」



私は耐えられなくて、小学生に突進して行った。


「うわぁ~!!」


「なんか来た~!」



「逃げろっ」





私の方がまだ足速いかんね~っ!
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