親愛なるキミへ-タイムリミット




みんなに会って
昔を思い出して
しまった。






  「やっぱ未琴か?」
  その時俺はどんな
  顔していただろうか。



不意にその名前に
ドキっとした。



「いゃ、違う」




そう答えるのが
精一杯だった。






あの日俺は未琴に
『ごめん、もぅ別れて?』

その言葉を告げると
未琴は...きっと
必死に涙を堪えてた
だろう...震えた声で


『奏汰の幸せを祈ってますっ!』

って言って走り去った


  きっと泣いていただろうか









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