bat and angel ~恋するヴァンパイア~
「それとこの学校では立派な紳士、淑女を育てるため、各家で一人、生徒に専属執事をつけてもらっています。なので同じ敷地内にある専門学校の執事科の優等生があなたの専属執事になります。」
「専属執事...ですか?」
「そう。水知。」
「はい。」
私達が入って来たドアから水知さんと私と同い年くらいの男の子が入って来た。
「彼があなたの専属執事です。」
「初めましてお嬢様。私は崇山 魁〈すやま かい〉と申します。よろしくお願い致します。」
「あ...。柊 樹里です。よろしくお願いします。」
お嬢様...。
「あと、専属執事に慣れてもらうために、今日から崇山くんと暮らしてもらいます。」
(えっ...?)
あまりにも突然すぎて私は何も反応が出来なかった。