初恋日記
教室に戻る。奈美子の好きな人の話を聞いて、それを応援してあげるって決めたからには、

もう・・・晴兔を好きでいるわけにはいかない。



さっさと席を交換した私たち。

晴兔:「あれ??玲、何やってんだよ。」

玲:「何って、席の交換!!」

晴兔:「やっぱりな。」

玲:「え??何が??」

晴兔:「別に。ほら、早くしないと先生来るぞ。」


なによ。晴兔のやつ。意味わかんない。自分が飽きたとか言ったくせに。なんで交換したら、やっぱりなのよ。やっぱりって何がやっぱりよ。


そんな時・・・。

ーあのう、・・・-

ん?誰か声かけた??その声が隣から聞こえてきたので、とりあえず隣を見る。

「あのう、こんにちは。初めまして。」

玲:「は、はい!初めまして」
誰だろう??見たことないし、向こうも初めましてって言ってるし。てゆうか、かわいい子、小柄だし。まぁ、でも、私よりは大きいかな??男の子だし。

「俺、裕一っていいます。これから、よろしくお願いします。あの・・・まだ・・・学校になれてないので・・・。」

玲:「あぁ!!もしかして、新入生??よろしくねぇ!!」

裕一:「はい!!」

キーンコーンカーンコーン

玲:「あ!!予鈴だ。」
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