詩色-ウタイロ-
甘い時間引き裂くように鳴る着信音
君はあたしなんか見ないで鳴り続ける携帯に手を伸ばす
今まで何もなかったかのように携帯越しに相手としゃべる君
声を変えないで
態度を変えないで
そんな表情つくらないで
「友達と遊んでるよ」
穏やかな声で
そんな冷たいこと言わないで
分かっていても諦められないの
君が大好きだから
こんなズルくて汚い関係でもいいの
分かってるの
君は一人しか見ていないの
君のお姫様しか見ていないの
そんなこと分かってるの