詩色-ウタイロ-


あたしの知らない遠くの町から空を飛んできた君



懐かしいその姿に思わず笑みがこぼれるの



出てきた君めがけて思いっきり走って



ところ構わず抱きついた



君の温もりを久しぶりに肌で感じたの



もう離れたくないよ



ずっとこのままがいいよ



そんなあたしに君は囁いた



「ただいま」





まるで付き合いたての恋人のようにはしゃいだんだ



久しぶりに2人でデート



久しぶりに2人で入ったカフェ



久しぶりに2人で撮った写真



久しぶりに2人であたしの家に入る



君がいるだけで何もかもが輝いて見えるんだ


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