詩色-ウタイロ-
しばらくして目から水滴が溢れてくるんだ
強い風と共にどこかへ飛ばされていくたくさんの水滴
あたしのことも飛ばしてよ
君の所に行きたいよ
ねえ知ってる?
ずっと足が動かなくて
化石になっちゃったみたいで
長い間そこに立ち尽くしてたんだよ
体が氷みたいに冷たくなってるのに
君は温めてくれないの?
さっきまでは手を握ってくれたのに
抱きしめてくれたのに
ねえ
君を頭に浮かべるたび涙が溢れてくるの
大好きで
大好きで
大好きで
とにかく大好きなの