流れ星に願ったのは君との両想いの夢
それでも・・・修の口は閉じたまま


恐る恐る、横にいる修を見上げると
怒ってるのか、悲しんでるのか
わからない顔・・・。


もうすぐ私たちが住むマンションに
着いてしまう


なんで、私はこんなにも気にするんだろう
最近、気にしすぎなのかもしれない。


「断ったのか?」

「・・・え?なんのこと?」

「今日の先輩の告白・・・。」


修をみても、いつもの余裕ありげな
顔じゃなく、俯いている


「断ったよ?それに好きじゃないし」

「そっか、お前告白されすぎ」


触れるだけのキス
いつも突然だからわからない


「それなら、修もだよっっ!」

「モテるからな俺」

「ナルシ・・・」

「あ?なんかいったか?」

「なんでもないです・・・。」


あのとき・・・キスをしたとき
いやじゃなかった・・・。


なんでだろう・・・。
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