流れ星に願ったのは君との両想いの夢
桜side


お姉ちゃんと和解できたことが嬉しくて泣きそうだったからみんなの輪から抜け出した


これから家に帰ってもいいってことだよね?


連絡も、ママにも会っても
いいんだよね!?



「ひっく…うう」



声も出してしまうほど
さっきの出来事が嬉しい



「何ないてんだよ?」



もうわからないところに
隠れたはずなのに…



修が探してくれたんだ



「う…うれしくて…ぅ」



そういった瞬間私の体を
包んでくれた。



「みんなの前で泣けばいいのに…」


「変かなって…おもひゃの…」



私の頭に乗せられる優しい手


こんなところが好き…。



修はどう思ってるの?



「帰るか?」

「うん…」


「何?二人でいたいの?」


「ちっちがうよ…」



あれ?泣き止んでる


頬を押さえても流れない涙


修のおかげ…ありがとう


だから…今日は



「やっぱ一緒にいたい」



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