流れ星に願ったのは君との両想いの夢
帰り道は、柚は憂とだし、
一人でかえろうとしたところ



「一人で帰るの?」



みんながいるからって
そんな態度変わらないでよ!



ずっと、優しいままでいいのに



「うん……。」




ブワァッと修の回りに集まる女の子たち、いつもだけど
今日は多い




笑顔を振り撒いて…
なんかムカムカするなあ




「ごめん、帰りたい人いるんだ」


「えー、桜ちゃんは一人で
帰るって言ったよ?」



「「そうだよ」」




教室を出ようとしたとき




「待てよ!」




腕を捕まれた
力強い……手




「な……に?」

「お前と一緒に帰るから」

「あの子たちと帰っていいのに」


「いいんだよ」





嬉しいな……心臓がどきどきしてる。




音なんて聞いてほしくない!




おもっ切りふって、修の手をふりほどいた




脈も早いかもだし




「何もしない?」

「あー、してほしいの?」

「ちがーうッ!」





やっぱり、嬉しいなんて
思わなきゃ良かった





< 172 / 270 >

この作品をシェア

pagetop