流れ星に願ったのは君との両想いの夢
修side



桜…鈍感だから怒ることもできないでいる俺




どうしたの、って通りすぎていく男どもがお前をみてるからイライラする





買い物って何買う?
なんのプランも立ててない俺



桜の横顔みただけで可愛いと思ってしまう




「何買いたい?」


「へっ?ああなんでもいいよ?」




ぼうっとしてるよなこいつ
他の男なんかに見せたくねえ




「え……今度はな……に?」

「黙ってろ」




肩を押して壁に追いやり
桜を隠した




独占欲強いか?俺





「お前…そんな顔誰にもみせるな」


「どんな顔かわかんないよ」




だよな自分の顔みえねえよなバカにもほどがある




「なあ?あの少し見えてる女の子ちょー可愛いじゃん」





ほらな、聞きたくない声が聞こえてくる




俺が睨むとすぐにそいつは逃げたけど…




収まらねえ…





「俺…先帰る」





これ以上いたら苛めてしまう。困った顔もっとみたいって思ってしまう





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