流れ星に願ったのは君との両想いの夢
「またなんかあった?」



ドアに手をかけて、横の壁にもたれかかった




「なんで……ぅ、先にいっちゃう……の…ゥかなって」


「ごめんな」




そばに寄って、桜の頭を安心さすように撫でた




でもまだ踞るだけで




「嫌われたのかと思った
私……急に仲悪くなると
どうしようもできな…くて」




姉のときもそうだったのか?とは聞けなかった




「わかったよ…、お前のそばにずっといるから!」


「うん…ありがと」





桜……、ってやっぱわかってない



さっき告白だったのに
なんでわかんねーの?




先は長くなりそうだな




「鈍感直せよ」

「えっ?」




やっぱりか、わかってない




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