流れ星に願ったのは君との両想いの夢
桜side

私の大嫌いな数学の時間が終わると

私の大好きな休み時間の始まりっ★

しばらく私と柚がしゃべっていると、

休み時間なのに先生がきた

「夏祭りのことなんだが、修が計画係なんだが
  誰かもう1人女子やってくれないか?」

誰もいないよね・・・うん

でも、修はうまく性格を使うからいっぱいいるかな

「「「はーーーい」」」

はぃ?ちょっと待って、柚と私以外全員あげてるんだけどっ

柚は呆れたのかケータイをいじってた

これあげるのがノリだったのかな・・・。

でも手をあげてるひとがペアになるっぽいから

私はいいよね?

私は小さくガッツポーズをした

が、・・・しかし

「じゃあ、修君に決めてもらうってことでぇ」

なら大丈夫、修は手をあげてる人から
選ぶよね。

「じゃあ・・・」

修が言葉を発した途端、みんなが修に注目している

「今ー、手をあげてなかった苺雨 桜さん」

ちょっと待ってよっ柚もあげてないしって、あーーー

ちょっと、手をあげてた柚

「みんな、手をあげてくれてありがと」

なんでぇ・・・。手あげておけばよかったなぁ。

「こういうのは、やる気のなかった人が
やる方がいいよね、みんな平等だよな」

はいっ営業スマイルっ出さなくていいからっ

何が平等なのさ・・・。

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