sweet lovers B【BL】
「清治を独り占めすることの何が悪いの?」
弓香も思わず息を飲むほど、その笑顔は鮮やかで、有無を言わさぬ迫力があった。
「――あ。予鈴だ。清治、弓香、またね」
成都は何事も無かったかの様に、予鈴と共に自分の席へと戻っていった。
チョコとそのゴミを俺の机に残したまま。
「……清治」
「……なんだよ」
「さっさと告白しちゃいなさいよ」
俺の方を見ることもせず、弓香はその言葉を残して行ってしまった。
告白、出来るもんならしたいさ。
玉砕するのがオチだけど。
大体、男に告白されて誰が喜ぶんだ。
俺だって、成都以外はごめんだ。
成都が俺にああいう態度を取るのは、きっと成都がああいう性格だからだ。
俺に都合良く解釈したら駄目だ。
成都を、傷付けてしまう。
成都を、裏切ることになってしまう。
俺は、親友のままでいい。
弓香も思わず息を飲むほど、その笑顔は鮮やかで、有無を言わさぬ迫力があった。
「――あ。予鈴だ。清治、弓香、またね」
成都は何事も無かったかの様に、予鈴と共に自分の席へと戻っていった。
チョコとそのゴミを俺の机に残したまま。
「……清治」
「……なんだよ」
「さっさと告白しちゃいなさいよ」
俺の方を見ることもせず、弓香はその言葉を残して行ってしまった。
告白、出来るもんならしたいさ。
玉砕するのがオチだけど。
大体、男に告白されて誰が喜ぶんだ。
俺だって、成都以外はごめんだ。
成都が俺にああいう態度を取るのは、きっと成都がああいう性格だからだ。
俺に都合良く解釈したら駄目だ。
成都を、傷付けてしまう。
成都を、裏切ることになってしまう。
俺は、親友のままでいい。