sweet lovers B【BL】
「トマトくらいで怒るなよ」
悪びれることなく、成都は教室の端に固まっている女子のグループに近付いていく。
「みっちゃーん。さっきのチョコまだある?」
「周藤くん、チョコ好きだよね」
「うん。チョコは至高のお菓子だからね」
小さな包みをいくつか貰って嬉しそうにしている成都を見ていたら、後ろから突然肩を叩かれた。
「なっちゃんに逃げられたの?」
弓香[ユミカ]だった。
弓香とは中学の時からずっと同じクラスで、俺と同じく陸上部に所属している。
クラスも部活も一緒となると、不思議な親近感というか、連帯感というか……、仲間意識? みたいなものを感じてしまう。
それは弓香も同じらしく、何かと俺に話しかけてくる。
悪びれることなく、成都は教室の端に固まっている女子のグループに近付いていく。
「みっちゃーん。さっきのチョコまだある?」
「周藤くん、チョコ好きだよね」
「うん。チョコは至高のお菓子だからね」
小さな包みをいくつか貰って嬉しそうにしている成都を見ていたら、後ろから突然肩を叩かれた。
「なっちゃんに逃げられたの?」
弓香[ユミカ]だった。
弓香とは中学の時からずっと同じクラスで、俺と同じく陸上部に所属している。
クラスも部活も一緒となると、不思議な親近感というか、連帯感というか……、仲間意識? みたいなものを感じてしまう。
それは弓香も同じらしく、何かと俺に話しかけてくる。