子供は悪くない…。でも、親だって。
それまで押さえ付けられていたものや、行きたい欲求…そんなものが爆発したかの様に、チャリダーに変身する。


自転車こいで、とにかく走る。


ひたすら走る。


休み時間や、帰りの道中なんかで遊ぶ約束をしてくる。


そして、ランドセルを放り出して目的地まで行く。


ただこの時、二つのパターンに分かれる。


行き先を言う子、言わずに行く子。


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