子供は悪くない…。でも、親だって。
その当時、私は子供の笑顔を見ても『可愛い』とは思えなくなっていた。


それどころか、

『私、何やってんだろう…。
私、何もしてないのに何で謝らなきゃいけない訳?』


そんな子供みたいな考えしか出来なかったんだ。


近所の人から電話はかかる、『ちゃんと見てなくちゃダメじゃん!』

と怒鳴られる。


その度に頭を下げ続ける。


そんな毎日に嫌気がさしていた。


そんな私に、悪魔が囁いた。



『死ねば、楽になれる…』って。





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