ー雪女郎ー 雪洞と凪
第三夜
翌日。








昨日の茶会の場所で、ぼぉっと一息つくお涼が居た。








父は昨晩どこかに出かけていったようだった。








母は、病気で逢うことが出来ない。









「叔母上様に会いたいな。」








あの低く艶のある声は、お涼をとても安心させた。








ふと、話し声が聞こえた。







(また下仕えの者達の噂?)









お涼はため息をついた。








下仕えの中の、特にある4人は噂が大好きで、度々集まってああやって話しているのだ。
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